ようこそ彦根へ(14)
このブログも今回で最終回となりました。多くの方々からアクセスがあり、大変喜んでおります。
振り返りますと、彦根城・築城400年祭のイベントの一つであったこのブログが、彦根城の歴史に重点を置きすぎたのかとも、思っています。
彦根の町を歩かれて感じられるのは、お寺の数と和菓子屋の数の多さだと思います。この様なところにも、城下町の名残が色濃く残っています。
今回特におすすめしたい所は、文化的伝統技術があるお店です。
一店目は、湯葉の大半(Tel. 0749-23-2533)
後三条橋の信号手前のスロープの所にある、明治の頃に創業した湯葉屋さんです。お店は小さく、お客様が数名で一杯になる位ですが、店主は気持ちの良い方で、製法から食べ方までを丁寧に教えて貰えます。
店内には湯葉を作るかまど4個が2列に並んでいて、昔ながらの割木・炭火でもって加熱されています。かまどの上には真鍮のタライ(打楽器のシンバルに似ている)をのせて、その中で湯葉を一枚一枚汲み取っていく技には、感心させられます。かまど方式の湯葉製造の方法は、このお店にしか残されていません。
和食のプロ料理人・料亭が主な客さんです。試食を含めて、ぜひ訪ねてみて下さい。

二店目は、錺師(かざりし)佐渡(さわたり)氏の仕事場
<錺師とは、金属のかんざしやブローチ・金具などの細かい細工をする職人(広辞苑)>
甲冑を作る職人技から発展したといわれる、仏壇を作る店がズラリと並んでいる七曲り通りは、彦根市内から南彦根側へ進むと、一番最初を曲がり150m位の左側に佐渡氏の仕事場兼自宅がある。
仕事場に入って最初に驚かされるのが、刻印のポンチの数の多さである。このポンチで1mm間隔の網目状模様を打ち出す(描く)。「一生一品」の看板の横に、作品が多く飾られており、見せて頂くと、その緻密な細工には感嘆させられる。
作品のみならず、佐渡氏自身の職人技も見ることが出来ます。最近は気分転換に「ひこにゃん」「さこにゃん」も作って来客を喜ばせているという、茶目っ気もある。
佐渡氏は職人さんの堅苦しいところがなく、誰にも心安く声をかけて対応して下さるので、錺職人の技をぜひ見学されることをおすすめします。
最後に、程無くこのブログを閉じるに当たり、文章を校正したり、ブログのネタを集めたり、ブログ発信に最大の努力をして頂いたM.MUさんに感謝の意を表したいと思います。ご苦労様でした。
彦根城・築城400年祭の盛り上げに、本ブログをお役に立てて頂けたことと思います。どうも長い間お付き合い頂きまして、有難うございました。さようなら。







